引越しの知識

引越しで発生した物損事故、各社の方針と対応事例を比較しました

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引越しをする際に業者のスタッフを完全に信用するという方も非常に多いでしょう。しかし、スタッフも人間、何らかの原因で壁を傷つけたり家具を壊したりする物損事故を起こすことがあります。大切なのは物損事故が起こった場合の適切な対策です。今回は物損事故についていろいろ見ていきましょう。

引っ越し先生、引越しの業者はプロだから任せてしまっていいとは思うんですけど、もし運んでいる家具が壊れたり傷がついたりしたらしたらどうすればいいんですか?

いわゆる物損事故というやつだね。いつ起こるかわからないから対策など知っておいた方がいい。今回は物損事故についていろいろ見ていこう。

1.いつなんどき起こるかわからない!?物損事故とはどのようなもの?

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1.いつなんどき起こるかわからない!?物損事故とはどのようなもの?

新生活を始めるために行う引越しですが、毎回スムーズに進むとは限りません。引越しの最中に何らかの原因で持ち運んでいる家具を傷つけたり、落として壊してしまったりする物損事故が起こる可能性もあります。まずここでは物損事故がどのようなものであるのかについて、実際に起こりがちなケースを取り上げつつご説明しましょう。

引っ越し先生、物損事故って漢字から見て、引越しの最中に家具が壊れることですよね?

ところが家具が壊れる場合だけとは限らないんだ。まずは物損事故がどのようなものであるのかについて見ていこう。

物損事故とは、引越しの作業をしている間にさまざまな原因で家具や荷物が傷ついたり、壊れてしまったりすることです。引越し業界の場合は、特に引越し業者のスタッフが持ち運んでいる間に起こった破損のことを指します。ほかにも信じられないような話ですが、引越しの最中に荷物がなくなったというケースも物損事故です。

物損事故と聞くと、「物が破損する事故」と書くことから、持ち運んでいる重い家具や荷物を壁にぶつけるなどして起こるものというイメージを持つ方も多いでしょう。しかし引越しの場合は、例えば段ボールを運んでいる最中に家の壁や床にぶつけて破損させたというだけでも物損事故に含まれます。このため、いくら荷物が無事でも壁やドアなど家の設備が破損した場合も物損事故として扱われるといって良いでしょう。

実際に物損事故が起きた場合、最も多い事例が壁紙を傷つけてしまった、というものです。壁紙を傷つけた場合は、事前の養生(傷つかないように専用資材で壁などを保護すること)が不十分であることが原因で起こります。特に賃貸住宅で荷物を運んでいるときに壁を傷つけたりすると、不動産屋さんや大家さんなども巻き込む大きなトラブルになりがちです。

また、冷蔵庫や洋服タンスといった重い家具も重量に耐えられずにぶつけて傷をつけたということで物損事故になることが多いといえます。どちらも事前の梱包をしっかりしたり、通路をしっかりと確認したりしたうえで持ち運ぶことが対策につながります。

えっ、壁が傷つくケースも物損事故に含まれるんですね。

たとえるなら、車をバックしていてどこかにぶつけたという場合も事故とみなされるのと同じだよ。

2.SOS物損事故!その時、各社はどの対処する!?

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しかし先生、もし物損事故が発生したら、業者としてはどういう対応をするんですか?

やっぱりそこは気になるよね。ここでは、大手の業者の物損事故への方針や対応をいくつか見ていこう。

もし、物損事故が起きた場合、業者側はどのような方針で対応するのでしょうか?ここでは物損事故に対する業者側の方針や対応を、大手引越し業者のケースをいくつか取り上げて見ていきます。

まず、大手引越し業者の場合は基本的に物損事故が起きた場合に備えて、運送業者貨物賠償責任保険という専用の保険に加入しています。つまり、物損事故が起きて、依頼者に補償をするということになった場合は基本的にこの保険を適用範囲内で補償を行うことになる流れです。

ただし、いくら大手であっても保険ですべての物損事故に対応していたら身が持ちません。そのため、各業者は国土交通省が出している標準引越運送約款や独自の約款といったルールに基づいて物損事故に対する対応方針を決めています。

まず、アート引越センターの場合は3ヶ月以内に申し出ることを条件に専門の係員が必要な処置を行うのが基本方針です。そして、依頼者から請求があった場合は破損した家具の引き渡しから1年以内に事故証明書を発行します。

また、引越しのサカイの場合は、先ほどの標準引越運送約款に基づいて、スタッフ側のミスが原因の場合に限り家屋の床や壁、タンスなどの補償をする方針です。一方で、パソコンのデータといった電化製品の内部故障については補償の対象外であることを明記しています。そして、アーク引越センターの場合はあまり詳しく明記してはいないものの、破損した家具などの補償費用1200万円までであれば補償するという方針です。

このように大手引越し業者の物損事故に対する方針1つ見ても、各社によってさまざまといえるでしょう。それでは、実際の対応の仕方はどのようになっているのでしょうか?

基本的には物損事故が起こった場合にその場にスタッフがいる場合は、スタッフを経由して本社や支店に連絡がいき物損対応をしてもらえます。しかし、引越し後に物損事故で連絡した場合は、まず本社や支店から現場スタッフに連絡が行き、確認が取れたうえでスタッフの過失によるものとみなされた場合にのみ補償がされる流れです。

破損したものが比較的安いものである事例の場合は現物の新品を業者の費用負担で購入・送付するという形で対応されます。ただ、業者によっては総額でここまで補償するという表記をしてあるものの、1点ごととなればまたかなり限度額を低めに補償する(総額1000万円までだが、1点につき20万円までといった例)というや対応をする場合も多いです。

このため、物損事故に対する方針や対応については依頼前によく確認しておいた方が良いといえるでしょう。

大手の引越し業者だけでも方針や対応がさまざまなんですね。

万一物損事故が起きた時の方針も業者選びの判断基準にするというのも1つの手だね。

3.うまく交渉しよう!!あなたが物損事故に巻き込まれたときの対処法とは?

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3.うまく交渉しよう!!あなたが物損事故に巻き込まれたときの対処法とは?

物損事故に対して業者任せではなく、こっちも何かできませんか?

いい質問だね。物損事故が起きた時に補償を求めるには交渉だけではなく準備にもコツがあるんだ。

物損事故が起きてほしくないと思っていても、また物損事故対策をしっかりしたとしてもどこかで必ず起きてしまうことがあります。この時に大切なのが、物損事故に対してきちんと対応することです。ここでは、物損事故に巻き込まれた場合にうまく交渉する方法や、補償を求める際のポイントについて説明します。

まず、作業中に物損事故が起きた場合や、作業終了後に家具が傷ついているのを見かけた場合は焦ることなく証拠を押さえるという意味で傷となっている部分の写真を撮っておくようにしましょう。これによって、物損事故が起きたという動かない証拠になります。

さらに写真を撮り終えたら、なるべく早いうちに作業を担当した引越し業者の対応窓口に連絡しましょう。「なるべく早いうちに」というのは、現場スタッフは日々多くの引越し案件を担当しているため、それぞれの件数の細かい部分まで覚えているということが多くないためです。そのため、記憶がはっきりしているうちに対応窓口からスタッフに確認することができるようにスピードが命といえます。

また、スタッフはよほど確定的ではない限り、物損事故を起こしたことを認めたくないため、あまり連絡や確認に時間がかかるとなおさら認めてもらうことが難しいです。だからこそ、傷を見つけても感情的にならず、しかし迅速に動くようにしましょう。

さて、物損事故が業者側の原因で発生したと認められた場合、どのくらい補償してもらえるかというのは気になるところです。まず、家具などが破損したといっても業者側の費用負担で新品にしてもらえる、ということはありません。あくまでも元に戻すための修理が施されるだけであるということは理解しておきましょう。

加えて、補償についても減価償却、つまり年々家具などの価値が下がっていくという考え方で行われるため、破損したり紛失したりした物品の全額が補償されることもありません。家具類の価値は減価償却によって1年で10%目減りするとみなされますが、これは5万円の家具であれば2年で1万円下がって4万円の価値となるということです。このため、購入して2年で傷がついた家具5万円に対しては最大で4万円までしか補償されません。

なお、先ほど各業者が万一の物損事故に備えて保険に加入していることに触れましたが、それはあくまでも物損事故で最低限の補償をするためということも覚えておきましょう。

以上のことから、物損事故に対して補償を求める際には、きちんと写真などで証拠をそろえたうえで、なるべく早く業者に連絡し、現実的な金額での補償をしてもらうのが良いでしょう。業者が保険に加入しているからといって完璧な条件で補償してもらおうと欲を張るのはトラブルのもとですのでやめておくべきです。

やっぱり早めのうちに、かつ現実的な補償を求めるのがポイントなんですね。

残念だけど、交渉を通じて何でもかんでも要求が通るなんて考えない方がいいね。

4.物損事故にもトラブルにも巻き込まれたくない!!物損事故を予防する方法とは?

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4.物損事故にもトラブルにも巻き込まれたくない!!物損事故を予防する方法とは?

できれば物損事故も交渉のトラブルも起こってほしくないですよね。物損事故を予防するにはどうしたらいいんですか?

一番大事なのは荷作りの段階で家具などが傷つくなどしないようにきちんと準備すること。場合によっては物損事故の原因を自分で作ることになってしまうからね。

せっかく大切な家具などを運ぶわけですから、物損事故は極力起きてほしくないと誰もが思うでしょう。実は物損事故は荷作りの段階で対策を立てておくことで予防できることが多いです。ここでは物損事故を予防するために、荷作りの段階でできることについて見ていきます。

最初にとることのできる対策が、段ボールの中身が適量の重さになるように荷作りをするというものです。荷物を入れた段ボールも最終的には業者のスタッフに運んでもらいますが、一般的にはスタッフの側は荷物が重いという前提で運びます。そのため、段ボール箱の大きさが変形しないくらいの量を入れて、隙間ができる場合は梱包材を多めに使ってクッションにし、中身が傷つかないようにしましょう。

また、極力重量の軽い段ボール箱の荷物は作らないようにするのも物損事故を防ぐコツです。あまり重量が軽いといくら梱包材をたっぷり使っても中身がお互いにぶつけあって傷つく可能性もあります。加えて、業者側のスタッフも作業時間をなるべく短縮するために、荷物が軽いと判断して走って移動する場合もあって、なおさら傷つくリスクが高まるでしょう。段ボール箱も無駄に消費するため、なるべく1箱に無理のない範囲で多めに入れるべきです。

さらにお皿などの割れ物は緩衝材のほかタオルやエアキャップ(いわゆるプチプチ)を使ってしっかりと保護しましょう。加えて、段ボール箱に入れるときは隙間をきちんと緩衝材や梱包用の紙などで埋めるようにします。なお、ダンボールを閉じた後に赤色のペンなどで「割れ物注意」といった表記を見える位置に書いておくようにしましょう。そうすれば持ち運びの時だけではなく、トラックに載せるときも一番上に載せるなど配慮してもらうことができます。

加えて、ダンボールに通し番号を振って記しておいたり、運び出す前に家具の写真をきちんと取っておいたりすることも物損事故での破損や紛失を防ぐだけではなく、物損事故が起こった場合の有力な証拠にすることが可能です。

冷蔵庫や棚、タンスなどは事前に中身を取り出して別の箱に入れておくようにしましょう。特に冷蔵庫については食べ物や飲み物関係は準備段階でなるべく処理し、処理しきれないものは捨てたりクーラーボックスに入れたりすることや、水抜きをしっかりとしておくことが大切といえます。持ち運びの時に冷蔵庫から液体などが漏れた場合、物損事故につながるリスクがあるためです。

ほかにも重い荷物などとても梱包しにくいものがあるでしょうが、そのような場合は素人である私たちが手を出すのは逆に危険です。プロである業者のスタッフにすべて任せるようにしましょう。

やっぱり段ボールの隙間を作らない、割れ物はきちんと梱包材を使って梱包するといった基本的なことが大事なんですね。

荷造りを面倒に感じて大切なことをおろそかにしがちだからね。慎重なくらいの荷作りがちょうどいいんだよ。

5.物損事故はいつ起こるかわからない!だからこそしっかりとした情報収集や対策を!

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5.物損事故はいつ起こるかわからない!だからこそしっかりとした情報収集や対策を!

ここまで見てくると、物損事故が起こらないように祈りたくなりそうです。

物損事故ばかりは絶対起こらないとはいえないからね。まあ、起こったときにどうすればいいかを知っておくだけでも違うと思うよ。

引越しの際に物損事故が起きるのは仕方のないことですが、大切なのは日ごろから物損事故が起きた場合にも備えておくことです。ここでは、全体を振り返りつつ、物損事故が起きた場合に備えて日ごろからできることについて触れていきます。

引越しは主に搬入や搬出を人力でやり、かつプロといわれている引っ越し業者のスタッフが人間である以上、物損事故はいつどこで起こるともわかりません。そして、物損事故は家具が破損したり壊れたりするだけではなく、家屋の壁や床を傷つける場合も含まれます。

大手の引越し業者であれば、物損事故が起きた場合に備えて保険に加入していたり、対応の方針を決めてあったりするためひとまずは安心ですが、対応の方針ややり方は各業者によってさまざまですので、念のため前もって確認しておくと良いでしょう。

物損事故への対応は被害を受けた側でもできることがあります。主に破損部分の写真を撮ったうえで、早い段階で業者に連絡して、現実的な補償をしてもらうというのが無難です。ただ、物損事故が起きないように荷作りの段階からできることもたくさんあります。極力ダンボールの中身を適量にしたり、きちんと梱包したりすることなどです。

ポイント

ここまで見てきて、物損事故が起きないように荷作りの段階で気を配ることや起きた後にご自分でできることもあるため、決して何もできないというわけではありません。加えて、物損事故が起きた場合に備えて業者に依頼する時点で補償時の対応についてよく確認しておくことや荷物の梱包をしっかりとやっておくこと、壊れるような荷物はなるべく捨てること、物損事故に対する対応法をきちんと理解しておくことなど、日ごろからの備えとしてできることも多いです。

最初にも見たように、物損事故はいつどこで起こるかわからないため、完全に怒らないようにすることは非常に難しいです。しかし、準備段階や日ごろから備えをしておくことで物損事故に巻き込まれるリスクは大幅に下げることができます。

物損事故が起きても補償してくれるのは部分的なんですね。そういうことなら物損事故が起きても大丈夫なように自分で何とかするしかないんだな…。

そうだね。物損事故が起きるかもしれないと考えて引越しの準備などをした方がいいだろうね。
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